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硅砂
シェルモールド法多量生産に適するように開発された精密鋳造法の一種です。 1944年にドイツのJ.クローニング博士によって発明されました。 約 300℃に加熱した金型に離型剤を塗り、硅砂とレジン混合したRCSを原材料とし金型内に吹き込み、硬化させシェル中子(砂型)を造ります。その鋳型に溶湯を注入し鋳造する方法です。金型を二枚貝の殻に見立て成型していることからシェルモールドと呼ばれています。
シェルモールド法で成型した シェル中子(砂型)
精度の高い鋳物を作ることが可能なため、自動車のエンジン部品や 足周り部品、トランスミッションケースなど多くの製造に 使われています。
デファレンシャル
キャリア
トランス
ミッションケース
ナックル
ベアリングキャップ
中子とは中に空洞がある鋳物を作る際に、空洞にあたる部分として、鋳型(いがた)の中にはめこむ砂型のことです。
この砂型を鋳型の中にセットし、鋳造すると鋳鉄などが流れ込まない部分ができます。
鋳造工程の最後に砂を落した後、中空構造の鋳物を造るために使用されます。
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